氏 名
中野 清香
 所 属
戦友会員
 掲 載 日
令和04年01月31日
表 題

  太平洋戦争

目    次 

 1、 靖国神社の霊璽簿について

 2、 靖国神社と、その由来、護国神社について

 3、 千鳥が淵戦没者墓苑について

 4、 「留魂砂」趣意書

           ――以下 順を追って掲載します――

 5~6、戦没者遺骨収集について 

 7~8、鎮魂、戦時中に海の藻屑と消えた艦船と乗員

 9、   同、漁船の徴用

 10、 戦陣訓について

 11~12、米軍の日本本土上陸計画

 13~14、ダンピールの悲劇

 15、 孤立化するラバウル

 16、 同、「絶対国防圈」

 17~18、ブーゲンビル島で最期の意地を見せた第六師団(熊本)

 19、 レイテ島で苦戦した不運の第二十六師団(名古屋)

 20、 同、師団長山県栗花生中将の最期

 21、 同、台湾沖航空戦の戦果誇大発表の罪

 22、  ルソン島の山下奉文大将

 補給も情報も隔絶した東部ニューギアでは、一下士官の身に戦争の推移や戦局の片鱗すら判るはずもなく、ただ無我夢中で何のための作戦で 、何のために戦っているのかさえ判らなかった。

 戦後漸く出回った戦記などを読んで、我々だけでなく各地の戦場で悲惨な戦いが繰り広げられ、また国民も敵の銃爆撃で命を失い、家を焼かれてもなお、困苦に耐えて銃後を守っていた事を知り、改めて戦争が如何に残酷で悲惨なものであるかを痛感した。そして何故あの戦争が起きたのか、何処でどんな戦いがあって三百万もの戦没者を出したのか、朧気ながら判ってきた様な気がする。

 憲法改正の論議が盛んであるが、戦争だけは二度と繰り返す事のないよう明記してほしい。

 文中、各地の戦況については産経新聞の「紙上追体験、あの戦争」等を参考にした。

        ※ページの刻印を失念したので了承されたい。

筆者 中 野 清 香

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